国土交通省は、営繕工事における「週休２日促進工事」の取組状況を取りまとめた。令和５年度に完成した工事の98％以上で週休２日を達成し、前年度を上回る達成率となったことが分かった。

　今後、受注者へのアンケート結果などを受けて、発注者対応について必要な改善を図りながら、「月単位の週休２日」の確保に向けた取組みを推進するとしている。

　取組状況によると、令和５年度に完成した対象工事128件のうち126件（98.4％）で週休２日を達成。前年度の97.1％と比べて1.3ポイントの増加となった。達成要因としては、「受発注者間で円滑な協議が実施されたため」「適正な工期設定がなされたため」が多く挙がったという。逆に達成できなかった要因では、「作業員の病休があった」「特定の工種で必要な人数の職人が確保できなかった」などがあったとしている。

　今年度から工期中のすべての月において４週８休以上を目指す「月単位の週休２日」の確保に向けた取組みを推進するという。