熱中症搬送 初の週1万人超 1割が仕事場で 消防庁

2024.08.09 【労働新聞 ニュース】
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 総務省消防庁は、7月22~28日の熱中症救急搬送状況の速報値を公表した。1万2666人が搬送され、1週当たりの搬送件数が今年初めて1万人を超えた。前年同期と比較すると、約2000人の増加となった。全体の約1割を占める1274人が、「仕事場(道路工事現場、工場、作業所等)」で発症している。

 搬送件数が100件を超える都道府県のうち、仕事場で発症した割合が最も高かったのは愛知県で、14.9%(125人)に上る。2位以下は、静岡県14.7%(47人)、栃木県14.4%(27人)、福島県13.9%(21人)、滋賀県13.8%(17人)と続いている。

 全体の搬送数1万2666人について、初診時の傷病程度別にみると、3週間以上の入院加療を要する「重症」が334人(2.6%)、死亡が23人(0.2%)。短期間の入院診療が必要な「中等症」は4108人(32.4%)となっている。

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令和6年8月19日第3461号4面 掲載
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