「ジョブ型」「職務給」ニュースまとめ【2024年上半期】7職種に分け等級別定義表 非管理職は役割基準 テルモ/新卒もジョブ型採用 職種限定でのみ募集へ 富士通 ほか
『労働新聞』で配信したニュース記事の中から、2024年上半期に公開した労働新聞の記事のなかから、「ジョブ型」「職務給」に関する記事をまとめてご紹介します。
7職種に分け等級別定義表 非管理職は役割基準 テルモ
テルモ㈱(東京都渋谷区、佐藤慎次郎代表取締役社長CEO)は今年4月、非管理職層に新人事制度を導入し、ポジションを基準とした人材管理へ転換する。2年前に先行導入した管理職層では全ポジションに職務記述書を設けたのに対し、7つの職種区分ごとに等級別定義表を整備し、より柔軟に運用する。
新卒もジョブ型採用 職種限定でのみ募集へ 富士通
富士通㈱(東京都港区、時田隆仁代表取締役社長兼CEO)は、2025年度の新卒採用から、応募時に職種を定めないOPENコースを廃止し、内定時に職種を約束する職種確約コース、配属する組織と職種を約束するジョブマッチングコースの2本に絞る。
学歴別初任給を廃止 30万円台でジョブ型採用 富士通
富士通㈱(神奈川県川崎市、時田隆仁代表取締役社長)は、2026年度入社の新卒社員について、学歴別の一律初任給を廃止し、入社時からジョブと職責の高さに応じて処遇する。
賃上げ通じ所得向上へ デフレ完全脱却の好機 骨太方針原案
政府は6月11日に開いた経済財政諮問会議で、経済財政運営と改革の基本方針2024(骨太の方針)の原案を明らかにした。33年ぶりの高水準の賃上げを達成したことなどから、「デフレから完全脱却し、成長型の経済を実現させる千載一遇の歴史的チャンスを迎えている」と指摘。
職務給導入促進へ研修・相談会 厚労省
厚生労働省は、企業における配偶者手当の見直しや職務給の導入を促進するため、6月27日から来年1月にかけて、事業者などを対象としたセミナーや個別相談会を実施する。セミナーなどは対面およびオンライン形式で開催する。