50~60代の被災目立つ 高齢者へ配慮が急務 労災発生前年比増に 住団連
2024.08.27
【安全スタッフ ニュース】
(一社)住宅生産団体連合会は、「令和5年 低層住宅の労働災害発生状況報告書」を発表した。会員企業の労働災害発生件数が379件となり、前年比53件の増加となった。年齢層別では、50~60歳以上の割合が目立ち、前年の45.1%から47.0%へと約2ポイント伸びている。一昨年からは約7ポイント増え、近年上昇が顕著になっている。業界全体で増加する高齢の技能者に配慮した職場づくりが急務とした。作業分類別では、基礎、足場などの災害発生比率が若干減少した一方で、内部造作工事が前年比約2倍と大幅に増加し、重点的な改善が必要と指摘している。
報告書は、住宅生産団体連合会の会員企業に対して、休業4日以上の労働災害発生状況についてアンケート調査を実施し、取りまとめたもの。令和5年の報告企業総数は201社で、完工棟数(新築)11万8512棟、増改築・リフォーム29万5566棟、解体9093棟となっている。
それによると、…
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2024年9月1日第2457号 掲載