パートに対策周知を 化学物質で労災2件発生 長崎労基署・接客業へリーフ

2024.09.02 【労働新聞 ニュース】
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 長崎労働基準監督署(井上和秀署長)は、接客娯楽業において、化学物質による休業4日以上の労働災害が相次いで2件発生したことを受け、リーフレットを作成した。リスクアセスメントを実施し、結果を労働者へ確実に周知するよう求めた。同労基署の担当者は、「接客娯楽業で化学物質による労災が発生したのは、令和に入ってから初めて。同業種では労働時間の短いパートタイム労働者が多く、職場での化学物質の利用状況を確実に共有できていない可能性が高い」と話す。

 今年4月には、水のろ過作業の際に、酸性の薬品タンクに誤ってアルカリ性の薬品を補充したことで塩素ガスが発生し、労働者2人が咽頭痛のため1週間以上休業した。7月には飲食店で、掃除用薬剤を染み込ませたペーパーを踏んだ労働者が転倒し、右半身が薬剤に触れ、休業約1カ月を見込む火傷を負っている。

令和6年9月2日第3463号4面 掲載
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