休日5日増やし年間126日へ 自動車総連
2024.09.25
【労働新聞 ニュース】
自動車総連(金子晃浩会長)は、来年の交渉で「年間休日5日増」をめざす方針を決めた。製造部門で年間121日への統一を達成して以降、30年間休日が増えていない背景がある。製造部門で126日、販売など他部門では「現状から5日増」を目標とする。
自動車総連では、複数のメーカーに部品を納めている企業が休日を着実に確保できるよう、毎年モデルカレンダーを作成。各メーカーはそれに沿ってカレンダーを作成している。来年の交渉で大手メーカーから休日増を獲得できた場合は、お盆などの長期休みを延長したり、3連休を増やすなどの方法で反映し、中小への波及を狙う。
この30年間で祝祭日が3日追加され、祝日を休みとする他産業では休日が増加傾向にある。人手不足が深刻化するなか、他産別と同等の休日数確保を重点項目に据えた。
令和6年9月23日第3466号5面 掲載