潜在危険の洗い出しを要請 死亡災害多発で対策強化へ 福山労基署
2024.10.08
【安全スタッフ ニュース】
広島・福山労働基準監督署は、管内での死亡災害多発を受けて、リスクアセスメントなどの取組みの強化を建設業労働災害防止協会福山分会などに要請した。今年7月末までの死亡者は5人で、すでに昨年1年間の件数を超えている。
資材置き場の整理作業中に階段から転落した建設業の事例や、乗船タラップ設置作業中に乗船タラップが横転し作業員が墜落した製造業の事例など、背景には基本的な安全対策が十分に行われていない状況が見られるという。潜在的な危険や有害性を洗い出しておくことで防げた災害も少なくないとしている。
リスクアセスメントを適切に実施することで、重篤な災害につながる危険の芽を未然に摘み取り、死亡災害防止につなげるよう事業場に求めた。
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