人権尊重取組みを 社労士会副会長が講演 東京人権センター
2024.10.15
【労働新聞 ニュース】
東京都人権啓発センター(中村長年理事長)は9月30日、中小企業向けに、「ビジネスと人権」をテーマとしたセミナーを開いた。全国社会保険労務士会連合会の河村卓副会長が、人材確保に向けた人権尊重の取組みの必要性を解説した(写真)。
河村副会長は、人権を尊重した働き方に対応できない企業では、優秀な人材から働き先として選んでもらえない状況になっていると強調。長時間労働の防止やハラスメント対策などが求められると話している。
講演後には、参加者らが2~3人のグループに分かれ、社労士に相談しながら人権への取組みを考える相談型ワークショップを実施した。同連合会の「ビジネスと人権」に関する研修プログラムを修了した社労士が、社内での取組みの普及方法を助言している。
令和6年10月14日第3468号3面 掲載