安全帯作業で再点検 ロープ巻込みなど6項目 松本労基署・リーフ

2024.10.11 【労働新聞 ニュース】
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 「安全帯のみ」の安全対策は危険――長野・松本労働基準監督署(中野博文署長)は、墜落制止用器具(フルハーネス型安全帯)を用いる際の注意点に関するチェックリストを作成した。管内では7月以降、重篤な労働災害が2件発生。「安全帯を着用していたものの適切な使い方をしていなかった疑いがある。安全帯のみで対策は十分だと思い込んでいないか確認してほしい」(同労基署安全衛生課)とし、管内事業場に再点検を呼び掛けている。

 チェックリストでは、6項目の確認を求めた。「労働者の作業場所に、ハーネスのロープが巻き込まれるような機械がないか」、「墜落した場合に備えて、救助措置の教育を行っているか」などを盛り込んでいる。

 過去に起きた死亡災害の代表例も挙げている。天井クレーンの点検中、安全帯のロープが巻上装置に巻き込まれ、装置にはさまれて死亡した事案など、3事例を紹介した。

令和6年10月14日第3468号4面 掲載
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