昨年の有所見66%に 高齢化受け10年で1割増 高知労働局

2024.10.28 【労働新聞 ニュース】
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 高知労働局(菊池宏二局長)は、管内事業場における令和5年の健康診断の実施状況を公表した。定期健診を受診した5万2482人のうち、有所見率は66.1%に上った。増加傾向が続いており、10年前(57.8%)から約1割伸びている。同労働局健康安全課は、増加の原因に労働者の高齢化を挙げる。「年齢が高くなるほど、有所見の割合も高くなると思われる。事業場には、健診結果を踏まえた上で健康状況の配慮などに取り組んでほしい」と話している。

 定期健診における有所見者は、いずれかの項目で異常が認められた者を指す。要経過観察、要再検査なども該当する。

 有所見率の全国平均は58.9%。同県の有所見率を業種別にみると、製造業が77.4%で最も高くなっている。運輸交通業が75.5%、第三次産業が62.8%、建設業が61.5%と続く。

 併せて、5年の監督指導結果も公表した。健診に関する労働安全衛生法第66条の違反率は17.7%で、263事業場で確認した。

令和6年10月28日第3470号4面 掲載
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