【今週の視点】「合意」めぐる紛争複雑に 退職届だけで十分か
2024.11.27
【労働新聞 今週の視点】
自由意思論が大きく影響
「合意」をめぐる紛争が複雑化している。山梨県民信用組合事件で最高裁は「労働条件の変更」の場面において、労働者の自由意思に基づくと認めるに足りる客観的・合理的な理由を要請した(いわゆる「自由意思論」)が、「退職」の場面でも自由意思論を適用したとみられる事案が散見される。トラブル防止のため、退職届の取得を第一に考える使用者も多いが、それだけでは十分といえない状況になっているのかもしれない。…
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令和6年11月25日第3474号7面 掲載