【特集2】食料品製造業 動画で外国人に理解促進 災害事例再現し原因・対策伝える/外国人食品産業技能評価機構
2024.11.26
【安全スタッフ 特集】
(一社)外国人食品産業技能評価機構では、技能実習生や外国人向けに労働災害防止学習用動画を作成した。「切れ・こすれ」「転倒」「はさまれ・巻きこまれ」など6種類の典型事例を取り上げ、労働災害の再現映像と原因・対策、確認問題のステップで理解を深める内容だ。8カ国語に翻訳し、日本語の理解が不十分な人でも、直感的に要点を学ぶことができる。
6つの型別に9カ国語で解説
同機構は、そう菜製造業で働く外国人技能実習生の技能実習評価試験、飲食料品製造業で特定技能外国人として働くための特定技能測定試験を実施している試験実施機関。日本に来た外国人にケガをすることなく仕事をしてもらうため、試験の学習テキストには労働安全の章を設けて、作業中に起こりやすい労働災害や機械を使う際の注意点、ヒヤリハットや危険予知など安全に作業をするうえでのポイントを周知している。
今回、食料品製造現場の労働災害防止を後押しする目的で、作業中の危険と正しい作業方法を解説した学習用動画を作成した。「腰痛・足のケガ」「転倒」「落下」「切れ・こすれ」「やけど」「はさまれ・巻きこまれ」の6つの型を取り上げ、日本語を含めた9カ国語で全54本をホームページ上で公開している。
食料品製造の作業で特徴的な刃物による「切れ・こすれ」では、…
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2024年12月1日第2463号 掲載