期待する役割「知らせる」仕組みを 70歳まで働ける職場づくりへワークショップ JEED東京支部

2024.11.19 【Web限定ニュース】
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 (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構東京支部(=JEED東京支部)は、人事労務担当者向けに、「70歳まで働ける組織づくり」をテーマとしたワークショップを開いた。基調講演として、玉川大学経営学部の大木栄一教授が、高齢社員に期待する役割を「知らせる」仕組みを整備する重要性を説いた(写真)。

 玉川教授は、高齢従業員を戦力化してパフォーマンスを上げるには、期待している役割を明確化して社員に「知らせる」ことが必要と強調。45歳以降の社員を中心とした現役社員に対し高齢期の役割を周知しておくことで、その効果が高められると話した。社員の持つ能力や意欲を「知る」ことも重要と呼び掛けている。

 講演後には、タクシー業の弥生交通(株)(東京都中野区、98人)の雨宮和義代表取締役社長が事例発表を行った。雨宮社長は、高齢従業員に対し、初任運転者が運転するタクシーに同乗して指導・教育を行う役割を任せていると話した。高齢従業員は長年の経験を活かして地理や接客のコツを伝授し、初任運転者の不安解消を担っている。初任運転者から頼られることで、モチベーションアップにもつながっているとした。

 運転者が事故を起こさないよう、健康対策にも力を入れている。運行管理者が毎朝運転者の体調や酒気帯びの有無を確認する「個別点呼」だけではなく、運行開始前に運転者を複数人集め、しっかり立っていられるかなど健康面を再度確認する「集団点呼」も実施している。

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