塗装作業で爆発防止徹底を 造船所の死亡災害受けて要請 大分労働局
2024.11.22
【安全スタッフ ニュース】
大分労働局(佐藤広道局長)は、塗装作業中の爆発災害防止と有機溶剤中毒防止の徹底を、管内の造船、鉄鋼、建設業などの関係団体へ要請した。今年10月に臼杵市の造船所で起こった爆発による死亡災害を踏まえたもので、引火性の物の蒸気や可燃性ガスなどによる爆発火災の危険がある場所で通風、換気などの措置を求めている。
元方事業者は、混在作業による労働災害を防止するため随時、関係請負人と連絡調整を行うこととした。また、別々の関係請負人が有機溶剤を使った塗装作業と溶接作業を行う場合に、防爆構造による電気機械器具の使用などを指導し、作業を行う時間帯の制限、立ち入り禁止措置を講じるよう指示している。
事故は、タンク内の可燃性ガスに上部からの溶接火の粉が引火して爆発したとみられており、タンク内で塗装作業を終えた作業員1人が死亡している。
メルマガ新着ニュース 掲載