食品工場のCO中毒に注意 換気不足で発生しやすく 経産省

2024.11.25 【安全スタッフ ニュース】
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 経済産業省は、食品工場および業務用厨房施設などにおける一酸化炭素(CO)中毒事故の防止について、関係団体や行政機関に注意喚起の周知を要請した。

 昨年、液化石油ガス、都市ガスを使った厨房設備でのCO中毒事故は6件(18人)発生し、業務用食器洗浄機の使用中に9人が同時に被災する事故も起こっている。事故原因の多くは、機器の経年劣化、不十分な換気によるガス消費設備の不完全燃焼だった。CO中毒事故は多くの人を巻き込み、甚大な被害を及ぼす可能性があることから、換気、点検、手入れ、業務用換気警報器設置などの重要性について、業務用厨房の所有者や使用者などの理解を促すことが重要としている。

 注意点として、設備の使用中は必ず給排気両方の換気を行い、換気扇や換気装置によって十分な換気が行われているか確認することを挙げた。ガスの消費設備や換気設備の点検、フィルターの定期的な清掃・交換、不完全燃焼に備えて業務用換気警報器の設置検討、ガスの消費設備と換気設備の正しい使用方法と換気の重要性について、調理に従事する従業員への教育と周知などを行うよう求めている。

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