著作権侵害防止 生成AI利用の注意点解説 青森県
2024.12.06
【労働新聞 ニュース】
青森県は、生成AIを利用して業務効率化に取り組む中小企業向けに「著作権Q&Aガイドブック」を公表した。生成AIで作成した画像を使用する場合や、写真に有名キャラクターが写り込んでしまったときの注意点など、5つのポイントを示している。同県知的財産支援グループは、「県内企業では、業務効率化対策として生成AIへの関心が増すとともに、著作権に対するリテラシーも高まってきている」と話している。
ガイドブックでは、著作権の勉強を始めたばかりの従業員向けに、基本的な知識から紹介している。たとえばフリー素材や生成AIの画像については、「AIが生成した画像は、既存の著作物と類似している場合、著作権侵害になる可能性が高い。類似している場合はそのまま利用することを避け、大幅に手を加えた上で利用する」と対応方法まで説明した。
令和6年12月9日第3476号4面 掲載