【お役立ち資料箱】高所作業のリスク再検討を 安全措置が不十分で死亡災害も 長野・松本労基署
2024.12.10
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
長野・松本労働基準監督署は、「その作業!本当に安全ですか!?」と題したリーフレットを作成し、高所作業の安全措置を再点検するよう促している。安全帯のランヤードが近くにあった機械に巻き込まれた事例や河川への落下時に適切に救助できなかった事例などの死亡災害を紹介しており、過去の災害事例を踏まえて作成した点検表を活用して、作業中のリスクを想定した必要な安全対策を十分に検討してほしいとしている。
ランヤードが機械に巻き込まれ
リーフレットは、高所作業時のリスクの検討が不十分だったゆえに重大な事故につながった事例があるとして過去に発生した3件の重篤災害の事例を解説している。
天井クレーンの点検作業中に起こった災害では、着用していた安全帯のロープが巻上ドラムに巻き込まれ、作業者がドラムとトロリフレームとの間にはさまれて死亡した。発電所の排砂門に漂着した流木や竹を撤去する作業では、…
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2024年12月15日第2464号 掲載