3号被保険者制 段階的に廃止を 経済同友会提言
2024.12.17
【労働新聞 ニュース】
経済同友会は、年金制度改革に関する提言をまとめた。政府の「年収の壁・支援強化パッケージ」政策終了後の中期的な改革の姿がみえないとして、第3号被保険者制度の段階的廃止と、税と社会保障の一体改革に向けた基礎年金改革の検討を訴えている。
提言によると、第3号被保険者については、廃止時期をあらかじめ明示し、第2号被保険者への速やかな移行を促す。移行には5年間の猶予を設け、その初年度から第3号被保険者への新たな加入・適用は行わない。
基礎年金改革については、基礎年金部分の保険料徴収の段階的な廃止を提案。基礎年金を全額税による財源に移行させるとしている。
令和6年12月16日第3477号1面 掲載