まずは意識醸成から 治療との両立で講演会 千葉労働局
2024.12.20
【労働新聞 ニュース】
千葉労働局(岩野剛局長)は12月11日、治療と仕事の両立をテーマにセミナーを開催した。自らも産業医を務めてきた千葉大学の能川浩二名誉教授が登壇し、「がんのような病気は誰でもなる。経営者、社員ともに仲間を思いやる心を持つことが最も大事」と、両立支援を進める際に必要な姿勢について語った(写真)。
能川教授は、労働衛生の目標は「従業員が安心して働いて、長生きできる会社」をめざすこととしたうえで、「上司や部下の間で、たとえ法律や制度で何かを決めても、思いやる心のような基盤がないとうまくいかない」として、意識醸成の必要性を訴えた。
令和6年12月23日第3478号4面 掲載