【フォトレポート】工業高生に危険体感教育 地元企業が協力し労災の怖さ伝える 群馬県立前橋工業高校/日本キャンパックなど
2024.12.26
【安全スタッフ ズームアップ・スポット・トピックス】
群馬県立前橋工業高校は、地元企業に協力を仰いで「危険体感教育」を実施した。機械への指の巻き込まれや重機との接触など、職場で発生しやすい災害について、体験してもらっている。普段の授業では体験ができない“高所作業車で校舎3階の高さに上るプログラム”などは、生徒が声を上げて反応し「怖さ」を肌で感じていた。
産学連携の安全教育を展開
同校が推進しているのは、安全教育の“産学官連携”だ。地元企業、労働基準監督署とともに、いずれ巣立っていく生徒に安全の大切さを伝えている。きっかけは、卒業生が後遺症の残る労働災害に被災したことだったといい、在学中から安全意識を高めて就職後の被災を防ぐ狙い。
連携の目玉である危険体感教育は、今年度で3年目。授業の一環として実施し、機械系、電気系、建築系の合計6つある学科に所属するすべての1年生を対象とした。協力を仰いだのは、いずれも群馬県内で事業を展開する5社で、各社とも無償で要請に応じている。
5社はさまざまなプログラムを提供した。たとえば、…
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2025年1月1日第2465号 掲載