型別に検討しハザード特定 作業観察で不安全発見も 神奈川労働局・RA講習会
2024.12.26
【安全スタッフ ニュース】
神奈川労働局は、「リスクアセスメントを学びなおす」 をテーマにした講習会を平塚市中央公民館で開催した。リスクアセスメントを活用して労働災害防止に成果を上げる製造事業場が事例を発表した。
日産自動車追浜工場は、工場ワンチームで進めるリスクアセスメント活動が特徴。全社で定めた実施基準に基づき、ハザード特定シートと労働災害の型からリスクを網羅的に洗い出し、リスクの顕在化と定量的な評価、リスク低減を実施している。各職場では管理監督者主導のもと、全員参加の活動を推進し、作業観察による不安全行動のチェックや結果のすり合わせ、問題点の共有なども行っており、作業標準の見直しと並行して進めた結果、労働災害減少につながったという。
会場では、東邦チタニウム茅ケ崎工場、横浜ゴムからも活動事例の発表が行われた。神奈川労働局安全課の塚田和男課長は、「リスクアセスメントの実施が努力義務化となってから20年目を迎える。もう一度見直して、さらに有効な手段として災害防止に役立ててほしい」と参加者に呼び掛けた。
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