ハローワークの取組みニュースまとめ【2024年7~12月】
依然として人手不足が深刻を極めるなか、人材獲得に悩む中小企業を支援すべく、全国のハローワークがそれぞれに独自の取組みを推進しています。このページでは、2024年下半期に『労働新聞』で掲載した全国のハローワークの施策をご紹介します。
【フォーカス】ハローワーク相模原/求人票分析サービス 計31項目を充足案件と比較 99職種別に評価可能
神奈川・ハローワーク相模原(森谷郁美所長、神奈川県相模原市)は、管内事業所が求人票に記載した内容を数値化し、昨年採用に至った同系統の職種の求人の平均値と比較分析するサービスを提供している。結果は一目で分かるようにレーダーチャートで図示。
求人票は最初の90字が勘所 ハローワーク国分・セミナー
鹿児島・ハローワーク国分(前野里美所長)は、「応募してもらえる求人」をテーマに、事業所向けのセミナーを開催した。同ハローワークの職員が、求職者約1000人に実施したアンケートの結果を踏まえ、求人情報の書き方を解説している。
事業所訪問してPRシート作成 墨田職安
東京・ハローワーク墨田(佐藤慎也所長)は、求人事業所を訪問・取材し、会社の魅力をPRするシートを作成する取組みを開始した。求職者の目につきやすい雇用保険手続きの待合室に掲示する。
改善促し注目求人に 「リニューアル枠」設け 港北職安
神奈川・ハローワーク港北(井脇孝司所長)は、求人票の記載内容を分かりやすくしたり、募集条件を改善した事業所をホームページ上で「リニューアル求人」として紹介する取組みを開始した。毎月約5件をピックアップし、求職者の目に付きやすくする。
求人者支援に注力 セミナー開き訪問・助言 ハローワークプラザ難波
求職者向けの職業相談に特化した大阪・ハローワークプラザ難波(辰ノ育代所長)は、求人事業所に向けた積極的な支援に乗り出す。9月中に2回のセミナーを開き、中小企業の好事例を紹介し、魅力的な求人票の書き方を指南するほか、訪問支援も行う。
応募増へ“推奨単語” リーフで31項目を紹介 恵那職安
岐阜・ハローワーク恵那(田中友彦所長)は、求人票に盛り込むと応募数増加が期待できる「おすすめキーワード」をまとめたリーフレットを作成した。「見学可」、「在宅勤務可」、「副業・兼業可」など31項目を示している。
6割が「応募ゼロ」 年間休日120日以上でも ハローワークプラザ難波・セミナー
大阪・ハローワークプラザ難波(辰ノ育代所長)は、魅力ある求人票の書き方をテーマにセミナーを開催した(写真)。同ハローワークの職員が講師を務め、「年間休日数が120日以上でも、紹介に至った人数がゼロの求人の割合は57.2%に上る」と府内の求人事情を紹介。
助成金活用支援 職員が訪問し社長にも解説 ハローワーク墨田
東京・ハローワーク墨田(佐藤慎也所長)は、職員が企業に訪問し、助成金活用に向けた助言を行う事業を開始した。同ハローワークの担当者は、「中小企業では社長が決裁権を持つケースが多い。
求人充足支援 「賃金相場」を23区内と比較 ハローワーク草加
埼玉・ハローワーク草加(真田和彦所長)は、求人賃金の平均値など職種別の「賃金相場」を近接する東京23区内のハローワークと比較し、窓口対応時や訪問時に求人充足に向けた助言を行っている。