「2025年・春季労使交渉」関連ニュースまとめ【2024年9月~12月】
『労働新聞』で配信したニュース記事の中から、2024年下半期に公開しました「春季労使交渉(25春闘)」に関連する記事をまとめて紹介します。
休日5日増やし年間126日へ 自動車総連
自動車総連(金子晃浩会長)は、来年の交渉で「年間休日5日増」をめざす方針を決めた。製造部門で年間121日への統一を達成して以降、30年間休日が増えていない背景がある。製造部門で126日、販売など他部門では「現状から5日増」を目標とする。
25春闘・基本構想 中小の要求1.8万円以上に 格差是正へ1%加算 連合
連合は、2025春闘方針の基本構想を明らかにした。規模間格差是正に向けて、中小労組は定昇込み6%以上、1万8000円以上を要求目安にするなどとしている。全体の目安としては定昇込み5%以上を維持するのに対して、1万5000円から3000円引き上げた。
ベア分は1.2万円 規模間格差是正へ素案 UAゼンセン
繊維・流通・サービスなどの労働組合が加盟するUAゼンセン(永島智子会長)は11月6日、政策フォーラムを開き、ベア4%、総額6%を要求基準とする闘争方針の素案を示した。率では昨年と同水準を維持するものの、要求額としてはベア1万2000円、総額1万6500円に達するよう積極的に取り組み、規模間格差の是正をめざす。
「ベア1.2万円以上」要求へ JAMは“配分関与” 金属労協・方針
金属関連製造業の5産別で構成する金属労協(金子晃浩議長)は、2025春闘に向けて、定期昇給などの賃金構造維持分を確保したうえで、「ベア1.2万円以上」の賃上げに取り組む方針を決めた。一方、構成産別のうち、中小労組が多く加盟するJAMは、引上げ額の要求基準を「ベア1.5万円(総額1.95万円)以上」とする方針案をまとめた。
2025年春闘 7年ぶりにベア基準額示す 最低でも1.2万円 自動車総連・方針案
自動車総連(金子晃浩会長)は、2025春闘に向けて、「賃金改善分(ベア相当)1.2万円以上」を要求の基準とする方針案をまとめた。24春闘において、要求額が1万円未満だった組合が全体の3割に上ったことなどを受け、7年ぶりに基準額を設定している。