【賃金事例】ブラザー工業/リーダー層の下限額1割改善 30歳で管理職登用も可能に
2025.01.09
【労働新聞 賃金事例】
“脱横並び”へ役割等級
ブラザー工業㈱(愛知県名古屋市、池田和史代表取締役社長)は、一人ひとりに実力に応じた役割を付与し、役割に基づく適切な処遇を付与するため、職能資格制度から役割基準の制度へ移行した。総合職・非管理職層の基本給については、給与レンジの重複部分を縮小することで役割の違いを明確化し、このうちリーダー層はレンジの下限額を10~12%引き上げて、育成層との差を付けている。給与改定には、成果を生み出した行動のレベルを6つの要素から確認する行動評価を用いる。昇格基準における滞留年数の要件は緩和し、高い成果を上げた優秀人材は最短30歳で管理職に登用することも可能な制度となった。…
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令和7年1月13日第3480号8,9面 掲載