【特集1】地上組立てでリスク下げる 高所作業の機会減らし安全性向上 危険作業事前検討会を重ねる/東北自動車道狐壇歩道橋撤去工事(施工:戸田建設㈱東北支店)

2025.01.10 【安全スタッフ 特集】
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 戸田建設㈱東北支店が行う東北自動車道狐壇歩道橋撤去工事では、危険作業事前検討会を何度も重ねながら労働災害のリスクを低減した作業を計画している。仮設桁の安全設備は地上で組み立てることで高所作業の機会を減らし、可搬式作業台や安全な昇降設備によって低所での墜落リスクにも対処する。工程中に見つけた不具合はすぐに是正し、次回作業でより安全な方法へとスパイラルアップを図る。交通規制下の工事で気の抜けないなか、事故が起こらないよう安全面を徹底した工事を進行している。

安全を最優先に綿密な計画を立てる

 同工事は、東北自動車道の上下線、国見IC(福島県伊達郡)~白石IC(宮城県白石市)間で高速道路と国道を跨いでいる狐壇歩道橋を、老朽化対策と橋梁機能の集約のために撤去するもの。大まかな工程として、仮設桁を支えるベント設備と仮設桁横移動設備を組み立てたあとに、大型クレーンでつり上げた仮設桁を既設の歩道橋(PC桁)の下に設置し、ジャッキアップしたPC桁をワイヤーソーで細かく切断して運び出していく流れになる。

 道路の夜間通行止めや一部車線規制をしながらの解体工事であり、ひとつのトラブルが多数の人の足に影響を及ぼしかねない。そうした緊張感のなか、…

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2025年1月15日第2466号 掲載
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