荷役作業中のリスク低減を 笠岡労基署
2025.01.24
【労働新聞 ニュース】
岡山・笠岡労働基準監督署の妹尾直紀署長は、1月10日、岡山県トラック協会備中支部笠岡分会主催の「新春講演会」に登壇し、トラックドライバーの労働災害防止について説明した(写真)。
管内の運輸交通業では、昨年26件の災害が発生し、うち半数をトラックの荷台などからの墜落・転落災害が占めていた(速報値)。妹尾署長は、積込み・積下ろし作業時など荷役作業中のリスクアセスメント実施を求めた。「周囲の仲間と声を掛け合い、みんなで安全職場の実現を」と呼び掛けた。
転倒や腰痛など、作業行動に起因する行動災害防止対策も解説した。労働者個人のケガのしやすさへの対応といった、ソフト面の対策に取り組むよう勧めている。
令和7年1月27日第3482号4面 掲載