安全装置使用せず再度送検 東大阪労基署
2025.01.28
【労働新聞 ニュース】
東大阪労働基準監督署(的場由美署長)は、プレス機械の安全装置を使用せずに労働者に作業を行わせたとして、金属製品製造業の中辻金型工業.㈱(大阪府東大阪市)と同社代表取締役を、労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反などの疑いで大阪地検に書類送検した。
同社は令和5年12月、機械が自動停止するなどの安全装置を使用しないまま労働者にプレス加工作業をさせた疑い。労働者が機械に左手を巻き込まれ、指を骨折する労働災害が起きている。
同社は、3年にも同様の違反で長期休業を伴う労災を発生させ、送検されていた。同労基署は、「法令違反を繰り返す事業者には、送検などの厳格な処分を行う」と話している。
【令和7年1月9日送検】
令和7年1月27日第3482号5面 掲載