【特集1】化学物質リスクアセスメント 元請・作業所の実施事項を整備 SDS情報から危険有害性に対処 年次教育で現場社員へ勘所伝える/東急建設㈱

2025.01.28 【安全スタッフ 特集】
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 東急建設㈱は、建設現場での化学物質リスクアセスメントについて、本社・支店の実施事項と、作業所と協力会社の実施事項を整理してリスク低減対策を推進している。使用する材料のSDSを確認し、作業内容に応じたリスクを見積もり、作業管理や保護具着用などの対策をとる手順を示した。現場監督者の年次教育にも化学物質管理に関するカリキュラムを追加。現場で指導・管理を行うことのできる人材の育成を始めている。

建設現場の作業に合った手法を検討

 化学物質のリスクアセスメントが義務化された2016年以降、同社ではSDS(安全データシート)の交付義務対象物質について、危険性・有害性の調査とリスク低減対策、関係者への周知・教育を推進。リスクアセスメントの実施にあたっては、全業種向けの簡易的なリスク評価手法であるコントロール・バンディングを使って現場で使用する化学物質のリスクを評価してきた。

 その後、2021年に建設業労働災害防止協会の労働安全衛生マネジメントシステム(コスモス)の更新認定を受けるなかで、今後の課題として「建設業における化学物質取扱い作業のリスクアセスメントの指針に基づいた実施手順の整備と理解促進が望まれる」と助言があり、施策の再検証と改善の検討を始めるに至ったという。はじめに、全社的な基準づくりのためのワーキンググループを設置し、…

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2025年2月1日第2467号 掲載
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