派遣先への調査増加 待遇情報提供など確認を 派遣元向けセミナー
2025.02.04
【労働新聞 ニュース】
外国人を雇用する派遣・請負会社に特化した業界団体の(一社)グローバルスタッフ雇用支援協会(三浦和夫代表幹事)は、労働局の定期調査対策をテーマに企業向けセミナーを開いた。社会保険労務士法人すばるの共同代表であり、複数の人材ビジネス会社で労務管理部門の責任者を務めた経験を持つ香田史郎特定社会保険労務士が講師として登壇。近年、派遣先への定期指導が増加傾向にあることを踏まえ、派遣元の担当者ができる対策を解説した(写真)。
香田社労士は、何もトラブルがなくても、派遣先に定期調査が入るケースがめだつと指摘。派遣先で得た情報を端緒に、派遣元の全件調査に発展する事態も相次いで発生している。端緒の具体例には、派遣元への待遇情報の提供が不十分であることなどを挙げ、派遣元担当者から派遣先に確認するよう促した。
令和7年2月3日第3483号3面 掲載