建設現場の6割に違反 墜落防止未実施目立つ 東京労働局・年末指導結果
2025.02.10
【安全スタッフ ニュース】
東京労働局(富田望局長)は、昨年12月2~27日に都内の建設工事現場に対して実施した指導の結果をまとめた。指導した562現場中、353現場で労働安全衛生法違反が見つかっている(違反率62.8%)。指導現場の多くは建築工事現場で、主な違反事項には元請事業者の安全衛生管理275現場(77.9%)、墜落・転落防止措置210現場(59.5%)などがあった。墜落・転落では、高所作業のための作業床や足場の手すり・さん、開口部の手すりなどが設置されていない箇所があった。353現場のうち49現場(13.9%)には作業停止、立入禁止などの行政処分を実施している。指導は、年末・年始SafeWork推進強調期間の取組みとして行ったもので、同労働局では、建設事業者に対して安全衛生管理活動の活性化、墜落・転落災害防止対策などついて、引き続き指導を行っていくとしている。
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