【特集1】おも・たか・えい・かい・だん(重・高・鋭・回・段)に注目 マンガでRAKY活動を周知 動画教材作り理解促進も/㈱竹中工務店
2025.02.12
【安全スタッフ 特集】
㈱竹中工務店では、作業前に現地現物で行うリスクアセスメント・危険予知活動(RAKY活動)の定着へ向けたマンガと映像教材を作成した。労働災害が起こりやすい5つの危険源に「おもたかえいかいだん」(重い・高い・鋭利・回転・段差)のキーワードを設定して、「危険源? ある?ない?」の問いかけによって、作業場所に潜む危険を考えていく。一度立ち止まって、落ち着いて対策を確認することで、労働災害の未然防止につなげるのが狙いだ。安全活動を支援するツールとして協力会社などへ周知を図っている。
元請け、協力会社の実施事項を整理
竹中工務店では昨年度、労働災害防止のために行っているリスクアセスメントの業務マニュアルを見直し、「元請が行うリスクアセスメント」「事業主が行うリスクアセスメント」「職長が行うリスクアセスメント」「作業員が行うリスクアセスメント」と4つの段階での実施項目を新たに整理した。共通的な考え方を体系化し、社内規定のかたちで改めて明文化している。
リスクアセスメントは、作業所、協力会社、職長、作業員のそれぞれの段階で行うよう規定しており、現場作業員の場合には現地現物で危険源に注意を払うリスクアセスメント・危険予知(RAKY)によって自分の身を守る安全活動を励行している。
リスクアセスメント規定では、現場でリスクアセスメントKYを進める際に考えるべき視点に、…
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2025年2月15日第2468号 掲載