花粉症手当で病院治療推奨 クックデリ
2025.02.19
【労働新聞 ニュース】
調理済み冷凍食品の製造・販売を行うクックデリ㈱(大阪府大阪市、鷲谷健代表取締役社長)は、社員のパフォーマンス向上のため、「花粉症手当」を導入した。花粉症に関する診療費や薬代を年1回、最大4000円まで負担する。
昨年9月、社内に「Well-being推進室」を設置。3大疾病に関する見舞金の支給や、歯科検診費用の補助など、計12項目の福利厚生を導入してきた。同手当導入の背景には、昨年実施したアンケートで、社員の50%が「花粉症である」とし、そのうち89%が「仕事のパフォーマンスに影響している」と回答したことがある。集中力の低下などを抑えるため、病院での治療を推奨している。メンタルヘルス不調を予防するため、ストレスへの向き合い方を学ぶ研修も実施。音楽ライブや旅行などの「リフレッシュ」にかかる費用について、年2回、1万円を上限に補助する制度も導入している。
令和7年2月17日第3485号3面 掲載