化学物質管理で手引き活用を 建設現場の典型作業に対応 建災防東京支部
2025.02.25
【安全スタッフ ニュース】
建設業労働災害防止協会東京支部(松井隆弘支部長)は2月19日、建設業労務安全トップセミナーを開催した。
化学物質による健康障害防止をテーマにした今年度のセミナーでは、建災防化学物質対策センターの鈴木麻里子センター長が、本部で作成した「建設業における化学物質取扱い作業リスク管理マニュアル」について説明。セメント系粉体取扱いや有機溶剤を使用した塗装など、典型的な作業を洗い出してばく露濃度を測定して作成したもので、効率的にリスクアセスメントが実施できる点を紹介している。
「1枚のシートで管理記録を残せる書類となっているので、現場で活用してほしい」とし、有効な保護具を選択してリスクを低減するよう取組みを促した。今年3月には新たにシールド工事、開削工事のリスク管理マニュアルも公表するとしている。
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