【特集1】頻発災害を動画で再現 脚立は3パターンの墜転落に注意 電子KYと連携して視聴促す/積水ハウス㈱

2025.03.11 【安全スタッフ 特集】
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 積水ハウス㈱は、住宅建築現場で目立つ災害事例を再現した安全動画を製作し、職方への安全教育に活用している。脚立からの墜転落、スリップして転倒、電動工具による切れ・擦れなど、テーマごとに頻度の多い状況を3パターンずつピックアップし、原因と対策を解説。危険予知(KY)をスマホなどで行うことができる電子KYシステムも開発し、安全管理の精度向上と職方へダイレクトに情報を届ける仕組みを構築した。全国の職方に労働災害を自分事として捉えてもらえるよう、普及を図っている。

職方へ直接災害事例を伝える

 戸建て住宅を中心とする建築工事を行う同社の現場では、施工を請け負った指定工事店などの職方(基礎、建方、大工を中心に付帯工事職方などを加えた技能者)約3万人が働いている。今回の安全動画製作の背景には、全国にいる職方全員に必要な情報を確実に届け、労働災害を減らしたいとする強い思いがあった。

 現場で労働災害が発生した際には、現場を管轄する支店と本社部署の施工安全管理グループに詳細情報が報告され、営業本部から全国の支店を通じて再発防止に向けた情報が伝達される。自分の支店で起きた労災事故は重く受け止められる一方で、他支店の情報の場合は…

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2025年3月15日第2470号 掲載
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