静岡県に賠償責任 警官の自殺で統一判決 最高裁
2025.03.24
【労働新聞 ニュース】
最高裁判所第二小法廷(三浦守裁判長)は静岡県警で警察官として働いていた労働者の自殺をめぐり、遺族が損害賠償を求めた2つの裁判で、同県の安全配慮義務違反を認める判決を下した。二審の広島高等裁判所は、妻子が起こした訴訟では請求を認容したものの、父母の訴訟では棄却していた。最高裁が同県の賠償責任を認める統一的な見解を示した形となる。
労働者は平成24年3月10日に自殺した。自殺前6カ月間における1カ月ごとの時間外労働は、自殺直前から遡って順に、117時間45分、56時間8分、69時間30分、98時間30分、96時間30分、25時間だった。…
【令和7年3月7日、最高裁判決】
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令和7年3月24日第3490号2面 掲載