職場の熱中症 過去10年で最多に 暑さ指数の未把握目立つ 厚労省
2025.03.27
【安全スタッフ ニュース】
死亡者数高止まり
厚生労働省は、「令和6年職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)」を取りまとめた。死亡を含む休業4日以上の死傷者数は1195人となり、過去10年で最も多くなった。死亡者数についても近年10~20人台から30人台に上昇傾向にあり、高止まりの状態が続いている。多くの事例で暑さ指数(WBGT)を把握せず、熱中症の発症時・緊急時の措置の確認・周知の実施を確認できなかったという。業種別死傷災害の割合では、建設業と製造業が4割近くを占めた。5月から始まるクールワークキャンペーンで、WBGTの把握とその値に応じた対策の徹底などを重点的に呼びかけていく。
「令和6年職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)」は、令和7年「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」の概要とともに公表されたもの。
速報値によると、…
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2025年4月1日第2471号 掲載