経済産業省は健康経営アワード2025を開催し、「組織で推進する健康経営」をテーマにパネルディスカッションを行った。

　中小規模法人部門で優良法人認定を取得した工作機械商社の服部商会（愛知県津島市）が事例を発表。同社では、食生活改善のための情報発信や体力チェック、ウォーキングイベントなど細かな施策を積み重ねるなかで、無理強いをせずかつ戦略的に活動を継続している。健康経営の取組みが人材採用面で大きなアピールポイントになり、求人のエントリー数が３年で４倍に増加するなど成果も現れたという。応募者からは「健康を考えてくれる企業を探していた」などの声もあり、企業選びの重要な要素になっていることを説明した。

　アワードは、今年の健康経営優良法人認定式と同時開催したもの。昨年を大幅に上回る大規模法人3400法人、中小規模法人部門に1万9796法人を認定している。