休業2日災害報告せず送検 平塚労基署

2025.03.28 【労働新聞 ニュース】
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 神奈川・平塚労働基準監督署(多田義信署長)は、休業2日間の労働災害を期日までに報告しなかったとして、食肉販売業を営む本多肉店(神奈川県秦野市)の個人事業主を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで横浜地検小田原支部に書類送検した。

 災害は令和5年10月26日に発生した。労働者が、精肉加工用機械の油汚れをふき取る清掃作業をしていたところ、機械の刃で右手親指の付け根を切り、2日間休業した。清掃時は機械を止めていたが、惰性で刃が回転している状態だった。

 個人事業主は、休業していた事実を把握していたにもかかわらず、報告期日の6年1月31日までに労働者死傷病報告を提出しなかった疑い。労災保険に未加入であることの発覚を恐れ、災害発生をかくしたとみている。

 同労基署は、「労災かくしは、災害発生原因の把握を妨げ、労災防止対策の推進を阻害するもの。休業4日未満の労働災害でも、軽んじることなく、確実に提出をしてほしい」と話している。

【令和7年3月5日送検】

令和7年4月7日第3491号3面 掲載
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