人材定着セミナー 言わなくても分かるはNG 品川区
2025.04.09
【労働新聞 ニュース】
東京都品川区は3月25日、「人材定着実現」をテーマにセミナーを開いた。同区役所で企業の相談対応をしている社会保険労務士事務所Eclatの下郷暁子社会保険労務士が講師を務め、「言わなくても普通は分かる」の意識を取り除いたコミュニケーションが重要と話している(写真)。
下郷社労士は、企業からの相談として、「若手がすぐに辞めてしまう」、「Z世代の考え方が分からない」が多いとした。世代間ギャップを超えるには、「普通は分かる」と決めつけるのではなく、お互いの共通認識を作ることが必要として、クレーム対応を例に解説した。顧客からクレームがあった旨をメールで報告する部下には、クレームが緊急性の高い案件であり、口頭による迅速な報告が必要なことを説明するよう勧めている。
令和7年4月14日第3492号4面 掲載