労働時間延長に助成 「130万円の壁」対策で 厚労省
2025.04.14
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省は、社会保険に関する「年収130万円の壁」による働き控えを解消するため、今年度中に、キャリアアップ助成金の「労働時間延長コース」(仮称)を新設する方針だ。短時間労働者を新たに社会保険の適用者とした際、賃上げや週当たり5時間以上の労働時間延長などを実施した企業を支援する。
支給額は企業規模によって異なり、大企業が対象労働者1人当たり最大45万円、中小企業が同60万円、小規模企業が同75万円。想定されるケースとしては、従業員50人以下の企業で被用者保険に加入していない短時間労働者に対し、週30時間以上働き、被用者保険に移行させる取組みを行うケースなどがある。
令和7年4月21日第3493号1面 掲載