列車との接触防止せず送検 浜松労基署

2025.04.16 【労働新聞 ニュース】
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 静岡・浜松労働基準監督署(松本政浩署長)は、昨年12月に線路上で作業員1人が列車にはねられて死亡した労働災害で、列車との接触を防ぐための監視人を配置していなかったとして、土木建築業の双葉鉄道工業㈱(東京都港区)と同社清水センター主任を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで静岡地検浜松支部に書類送検した。同社の監視人が作業員に口頭で退避を指示していたが、レールの溶接作業の騒音で声が届かず、作業員が列車にはねられた。同労基署は、「監視人の役目を履行できておらず、配置していたことにはならない」と判断している。

 労災は、浜松市内のJR高塚駅付近における工事現場で発生した。当時、同社に実態として派遣されていた作業員4人が、上り線のレールの溶接作業を行っていた。同労基署は、そのうち1人が荷物を取ろうとして下り線に立ち入り、列車と接触したとみている。

【令和7年3月27日送検】

令和7年4月21日第3493号4面 掲載
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