東京都は今年度、育児休業を取得しやすい職場環境を整備した中小企業に交付する奨励金を拡充した。男性従業員が15日以上の育休を取得した場合に支給する「働くパパコースＮＥＸＴ」の加算額を増額した。加算対象の取組みのうち、「同僚への応援評価制度の導入、表彰制度の整備」と「同僚への応援手当支給」の支給額をそれぞれ10万円引き上げ、30万円とした。両方に取り組んだ場合、最大50万円を交付。基本の支給額などと合わせると企業は最大420万円を受けとることができる。

　２項目の受給要件には、「育業応援プランシートの作成」を新設した。同僚に追加される業務内容などを記載してもらう。

　女性従業員の育休を対象にした「働くママコースＮＥＸＴ」も加算額を増額した。企業は最大で175万円を受給できる。