1年で転倒15%減へ 65歳以上はチェック必須 好事例集を作成 中災防
2025.04.25
【安全スタッフ ニュース】
中央労働災害防止協会は、労働災害の多くを占める転倒災害の防止対策を推し進めるため、先進的な企業・団体の具体例を紹介する「転倒による労働災害防止の取組み好事例集」を作成した。理学療法士監修の下、始業時間に集団で「1分間でできる体操」を行っている総合小売業では、転倒災害が1年間で15%以上減少する成果を上げている。「高年齢社員配慮プロジェクト」を立ち上げ、65歳以上を対象に年1回担当者が全国の事業所を個別訪問し、身体機能のセルフチェックを行わせている運送事業関連の派遣会社は、体操やストレッチの方法などを毎日発信。労災川柳イベントで意識啓発を図り、好評を得ているという。
転倒による労働災害は、労働災害全体で大きな割合を占めており、労働者の死傷による業務の停滞や経済的損失をもたらしている現状にある。
好事例集は、このような実態に加えて、…
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2025年5月1日第2473号 掲載