山林火災後の伐木作業に注意 転倒、崩落リスク高まるおそれ 大船渡労基署

2025.04.25 【安全スタッフ ニュース】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 岩手・大船渡労働基準監督署は、今年大船渡市で発生した大規模山林火災を受けて、復旧・復興工事中の労働災害に注意を呼びかけるリーフレットを作成した。火災の被害があった樹木の伐木などの作業が想定されるとして、通常の木を伐木する場合と異なる危険要因と安全対策を示している。

 ポイントとして挙げたのは、枯葉などに隠れていた石が地表に現れ、雨などにより足元が滑りやすくなる点。燃え落ちた枝などが地面に散乱していることもあり、転倒するリスクが高まるとした。また、樹木の燃焼により地面の保水力が低下していると、雨が降った場合に作業道の路肩の崩壊の危険なども想定されるという。落石のおそれや歩行の障害となる石や幹などは可能な限り撤去し、転倒リスクを減らすよう対策を示している。木材伐出機械を使う作業の前には、作業場所の地形、地盤の状態などを調査し、機械が転倒・転落の危険がある場合は、誘導員を配置し、合図に従って作業を行わせることとした。

 リーフレットは、昭和62年、平成29年の山林火災後の伐木作業を無災害で終わらせた釜石地区の経験をもとに作成したもので、注意点を参照して必要な対策を講じるよう呼びかけている。

メルマガ新着ニュース 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。