最賃上昇の賛意は75% 石川経協
2017.09.04
【労働新聞 ニュース】
4社に3社が最低賃金上昇を容認――石川県経営者協会が実施した平成29年の最低賃金改定に関する緊急アンケートで判明している。
調査は会員企業354社に対して実施し、167社から回答を得たもの。
石川県の最低賃金が今年10月から、現在の757円より24円高い781円に引き上げられることに対して賛意を示したのは75.4%に当たる126社だった。人手不足感を背景に上昇を容認する見解のほか、「低すぎる」といった意見もあった。
「最賃引上げは経済の好循環につながっていない。中小零細は経営難に陥る」「上昇幅が急激過ぎる」などとして「容認できない」としたのは18社(10.8%)。23社(13.8%)のどちらともいえないとする企業からは、「全国一律の最低賃金でなければ、東京一極集中は改善されない」とする意見もみられた。
平成29年9月4日第3127号3面 掲載