格差放置は身勝手 経労委報告に連合
2013.02.04
【労働新聞 ニュース】
日本経団連の経労委報告が「理解に苦しむ中小企業の賃上げ要求」とする項目の下連合の春闘方針に疑問符を呈した件で、「中小企業の収益力の低さと低い賃金を顧慮せず、協力を求めるばかりでは身勝手とのそしりを免れない」とする反論を連合が公表した。
中小の経営の厳しさは、賃金の高さではなく収益力の低さにあるとする論理を展開しつつ、「大手が発注単価の引下げを求め続けてきた結果」だと訴えている。生活水準に直結する賃金の低さを容認するような経営側の姿勢は、「容認できない」と述べている。
平成25年2月4日第2907号6面 掲載