「2.6カ月」で決定 UAゼンセンコジマ労組
2013.11.18
【労働新聞 ニュース】
冬期一時金要求
家電量販店・ビックカメラグループのコジマ労働組合(今井大中央執行委員長)は11月7日、東京で第1回定期大会を開催し、冬期一時金要求や新年度以降の活動ビジョンなどを決定した。
今年3月に労働組合を結成して以降、正社員と契約社員を対象に定期昇給制度を確立したり、パート・アルバイトの時給を10円引き上げるなどの実績を上げてきた。また、「夏期一時金」については、毎月の生計費を補てんする「季節賃金」と期間業績に対応した「成果配分」の合算支給を改めて求めていく方針を確認した。
業績に左右されない季節賃金は、上部団体であるUAゼンセンの方針を踏まえ「年間4カ月」とし、社会水準への到達をめざした全体の水準は「年間4.8カ月」(夏期45:冬期55)が基本という考え方も確立済み。
そのうえで、今冬期一時金にも同様の考えで臨むスタンスを固めており、「1人平均2.6カ月」分を要求する方針をこの日決定した。
一方、新年度以降の活動ビジョンを航海図になぞらえた今井委員長は、「羅針盤が指し示す方向が目標で、双方がないと目的地には着けない」と挨拶。目的には「成長と貢献」を位置付け、「組織強化」「働きがいのある職場づくり」「生きがいのある暮らし」を今後5カ年の活動計画として示した議案を満場一致で採択した。
この2日前には同じビックカメラグループのソフマップ労働組合(大槻晋平中央執行委員長)も第1回定期大会を終え、「キズナで未来を切り拓く」をスローガンとした方針を決定している。
平成25年11月18日第2945号6面 掲載