健康障害発生で高額賠償の危険 品川労基署
2015.02.02
【労働新聞 ニュース】
東京・品川労働基準監督署(古屋希子署長)は、管内の第三次産業の事業場を集めて「過重労働による健康障害」と題した講習会を開催した(写真)。法政大学の山本圭子講師が登壇している。
山本講師は長時間労働による健康障害が発生することで、使用者は経済的、対外的、対内的の3つのリスクを負うと指摘。経済的リスクでは、労災認定されて訴訟に発展した場合に賠償額が高額になることも少なくないと警戒を促した。対内的リスクでは、仕事の過重負荷を感じて離職者が出ると生産性が落ち、さらなる人材流出の危険につながるとしている。
平成27年2月2日第3003号3面 掲載