現場から報告を上げ易い風土に 埼玉経協
2015.06.15
【労働新聞 ニュース】
埼玉県経営者協会(上條正仁会長)は、「不祥事は誰が起こすのか」と題し発生の背景や防止をテーマにセミナーを開催した。同経協会員企業の人事担当者ら80人弱が参加し、大分県立芸術文化短期大学の植村修一教授(写真)の講演を聞いた。
同教授は、不祥事は完全になくすことはできないが、定期的に現場を見に行くなど内部監査の仕組みを整えることが大切と説明している。数値目標達成の圧力を感じて問題を隠し、不祥事に発展したケースを紹介しつつ、問題発生時にすぐ現場から上に報告できる文化を根付かせる重要性も指摘した。
平成27年6月15日第3021号3面 掲載