責任明確化で時間外が減少 IT業界セミナー
2015.08.10
【労働新聞 ニュース】
情報サービス産業協会(横塚裕志会長)は、会員企業におけるワーク・ライフ・バランスの実現をめざし、「働き方改革セミナー」を東京都内で開催した=写真。㈱シーエーシー(東京都中央区)など3社が、時間外労働の削減や年次有給休暇の取得促進に向けた取組み事例を発表した。
同社では、部門長の責任を明確化した結果、時間外労働の大幅な削減に成功した。具体的には、直近2~6カ月の時間外労働の平均が80時間を超える部門内メンバーについて、長時間勤務の原因を明らかにするとともに具体的な改善策などをまとめた改善報告書を人事部と役員会議に提出させている。時間外が100時間超の部下がいる場合にはさらに、次月の時間外労働の予定を提出させたうえで、週ごとの実績を担当取締役へ報告させ、改善を進めている。
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平成27年8月10日第3028号2面 掲載